緑字生ズ 006 (女よ、まなざしだけの女よ)

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女よ、まなざしだけの女よ
妄想のほほえみ
一秒が百年となる
赤い唇が永遠に去る

青い空を閉じる
港では汽笛がなる
雪の精は寂しい
少年は
名前のない少女に恋をする

女よ
尖ったあごと
あどけない口もとの
寂しげな女の
天使の顔は
永久に謎である