クランケの呟き
6 末期胆嚢癌と誤診
12月10日頃、右上腹部に痛みが現れたとき、O内科医師の診察を頼んだが、外来の診察で忙しいとて、約8時間くらい待たされた。そのうえ、胆嚢癌(末期)と誤診。実は胆砂胆嚢炎。エコー診断、レントゲン診断をしながらの誤診だった。
12月23日に友人の北大第一外科内野教授にオペをしてもらったところ、癌ではなく誤診だ。
O内科医師は、
「末期胆嚢癌だ。どうせ手術しても手遅れだ」
と家族に話したそうである。
私が、「北大第一外科教授の内野君に手術をしてくれるよう」、長男・彰から頼んでもらった。もちろんM院長も同門の関係で、病室に来てもらい頼んだ。
その間、腰仙部に大きな褥瘡が発生した。尾底骨部に植皮する結果となったが。今も知覚麻痺が残っている。
現在、左上肢の正中神経不全麻痺と尺骨神経完全麻痺が残っているのは、ナースの注射ミス。
ああ……、私は現在、アルットの名の下での無責任、無知識、無経験、間違ったプライドから起きた大誤診と医療事故のため、身体に障害と苦痛を抱え、辛いリハビリテーションに耐えている。なんと腹の立つことばかりである。
(未定稿)
[作成時期]
1989.1.11