かたーい体を柔くする その3 猫背直しについて

気にかかっていた柔軟性に関する第三弾

「猫背」について
僕が思う猫背のイメージは
「肩が巻き込んでいて、背中が丸くなり、骨盤が後傾きしている」というものです。

やっぱり肩が巻き込んでいて、背中が丸いと、肩・胸・背中回りが硬くなりやすい、
そして、骨盤が後傾していると、前屈とかしにくいのではないかと、思います。

姿勢が悪いと、余計なところが緊張して、硬くなりやすいということです。

姿勢がいい(=パランスが取れていて、緊張が最小になっている)と、筋肉が余分な力が入らずに、硬くなりにくい。(動かしてないとだめだとは思いますが)

 

よくある猫背の治し方だと
正しいと言われる、姿勢をとにかく トレースして、それに力ずくで合わせようとする。
それだと、筋肉で頑張っているだけで、 疲れちゃうし、よけい凝っちゃいますよ。
あと、「胸を開く」ように無理やりするとか 「とにかくまっすぐ」とか 「骨盤を前にする」とか 部分を頑張る方法、 これもやはり筋肉が硬くなっているのだから つらくなっちゃいます。

頑張るところで、筋力を使っちゃっているからですね。

 

で、ある部分から、やっていくと、ほどけていくように、姿勢がよくなると思います。
(経験上ですが)

最初にスタートするところは
「おなか」の筋肉だと思います。 猫背の人って、おそらく、腹部の筋肉が硬い人が多いと思います。
筋肉でいうと、大腰筋や横隔膜のところ。
一番簡単なのは、大きく呼吸を何回もして 横隔膜を動的ストレッチします。 もし、それでも硬いなら、みぞおちから肋骨の下の部分などに指を入れて 少しマッサージするといいと思います。 固まっていると、とても痛いです。 柔らかくなっていると、痛くないです。
それから、うつぶせに寝て、 両手で上体を持ち上げて、背中をそらせてください。
ここで注意するのは、これは、「背中をそらせる」運動ではなく あくまで、「おなかの筋肉をストレッチする」運動だと 意識することです。

ワークショップでこれをやるときには、このポイントをいつも言っています。

ブリッチみたいなものでもいいかと。(本当のブリッチは疲れると思うので、肩をつけた半分のブリッチや椅子を使ったりすると楽かな)
「背中をそらせる」と考えると、背中の筋肉を収縮するということに なり、そういうことをすると、背中が痛くなります。 そうではなく、背中の部分は、脱力して、 おなかの部分の筋肉を伸ばします。 よくわからない方は、おなかの「皮」を伸ばすと考えてもらっても いいかと思います。(実際は、大腰筋などをストレッチしているのですが)

しばらく、1分くらいこれでストレッチしてから、 普通に立ってみてください。
ちょっと姿勢がよくなっていませんか? 理想のS字に少し近くなっていませんか
寝たら、また戻るかもしれません。 でも、そしたら、またやります。 そうして、少しずつ少しずつ、1mmずつ変化していくのを楽しんでください。
腰椎部分のS字が作られてくると、「背中を丸く」することが 今度は、苦しくなり、自然に「背中がバランスをとって、丸みが消えていきます」、そしたら、「肩も少しずつ後ろに広がっていく」かと。
少し変化を感じてから、胸の筋肉や肩回りの筋肉をほぐして、ストレッチすると、より効果的かと。

 

次は、「首こり」の話ですね。
「首こり」もけっこう全身に影響あるような気がします。