【登録 2002/09/15】  
[ 詩篇 ]


山海図

朽廃した砂浜が起点だ
細い腕をぶらさげて
少年の足どりは濁っている
砂嵐が午後を涸らす
猫の耳と呼ばれる
銀色のヒマラヤ杉の葉叢に
下着が散乱している

(C) 紙田彰, Akira Kamita.

(未定稿)

[作成時期]  1976/99/99