【登録 2008/01/14】
[ 断片 ]
〈存在と宇宙論〉
現実とは何か
絶対的な現実があるのではなく、存在の周囲の日常レベルという距離があるばかりなのだ。
人間は日常レベルをどうとるかによって日常世界を構築する。だから、文字通り、手の届く範囲でしか肉体的行動はなしえないのである。
また、その日常レベルのかたまりの規模によって、手の届く範囲を拡げることはできるが、それらはその規模を包む制約によって限定されるしかない。
現実はあやうい、相対的な距離である。
(C)
紙田彰, Akira Kamita.
(未定稿)
[作成時期] 2007/03/27