【登録 2002/09/15】  
[ 断片 ]


〈Buried manuscript〉

凍てつく

凍てつく星霜 蒼白の(青き)使い魔
 斗柄(北斗の柄)
汝は誰の声を(ふかく)愛するのか
夢の中に(真実の)睡りを知り
青年のたてがみはふるえる

季(とき)の静かなる容器(いれもの)
昼と夜との儚い齢
器用に左手を使う
樹木(々)の精霊にも似て
 
如何なる朝を望(偲ぶ)(迎えた)むのか
沁みいる美酒(うまざけ)
殺意と兇器
(血に塗れた)黄金の薔薇よ

だが今宵 星月夜
燃ゆるばかりの満天の・・

(C) 紙田彰, Akira Kamita.

(未定稿)

[作成時期]  1989/99/99