重ね合わされた次元
包含-被包含の構造を、芯のない、外部のない、タマネギの皮のドーナツ状の連なりとするとき、極小と極大の、物質の構造とユニバースの構造の、つまり量子論的な宇宙と相対性理論的な宇宙との関係をイメージできるのではないか。
要するに、「次元の分解」は、このタマネギの皮の層の「見方の問題」であり、グラビトン(重力子)が重力に関係することと次元の歪みが重力に関係することが同一のことであり、包含-被包含の方向が逆転しているという見方も「見方の問題」であり、物質が一個のかたまりであるとしても、多次元の極大の宇宙であるとしても、これも同一のことであり、超ひもで緊めつけられたプランク・サイズの多次元宇宙が内部からは極大に広がっているということと同等であるということもいえるのではないだろうか。
(未定稿)
[作成時期]
2007.02.02