【登録 2008/03/24】  
紙田彰[ 詩篇 ]


〈存在と宇宙論〉
対称性とは分岐である か

《対称性とは分岐である》
そうであれば
無という超高エネルギーよ!

窮極の要素 ありあまる要素
物質‐反物質
無の吃水はこれらを呑み込む
はたして 本当に呑み込むのであるよ!

無はあらゆる要素から成り立って
あらゆる要素の母胎であるか
無はそれらの完全なる平衡であり
絶対零度の静止であるか

けれども このような状態は
全物質のエネルギーを
この一点に集積したものだ
この宇宙は動けないでいるのだ!

すべてを負っているもの
すべてを蔽っているもの の織物
ありうべきもの あらざるものの
極小の断片のことごとく
の ために

詩の本体は2008.3.24に成立

(未定稿)

[作成時期]  2007/10/20

(C) Akira Kamita