【登録 2006/09/06】  
紙田彰[ 断片 ]


無限点について

物質(エネルギー)が無限点になりえないということは、思考すら実在していなければならないということだ。なぜなら、実在が存在論の起点だからだ。
また、思考の実在が物質の実在を保証しているということが考えられる。
次元は実在しているかどうかはわからない。これは見る側の視点であって、見方の問題であるからだ。
次元は外側、つまり包括的な視座があるとして、ここから見るときは超-単純化された次元(0次元、あるいは1次元)であろうし、構造の内側から見るときは構造の入れ子の数に比例して超-複雑化された次元になっていくであろう。これは、天動説と地動説の問題である。
時間も次元であるから、その大小は相対的である。否、超-相対的であるといえる。
ということは、方向性も「無限にあり無限にない」、つまり実在していない可能性もある。
だから、これらの問題はただに存在が実在しているか否かということにつきるのかもしれない。

(未定稿)

[作成時期]  2006.09.06

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