魔の満月 詩篇「見夢録」(マミ夢メモ……)

皆既蝕は電話魔の横行である
王侯貴族といえども結末には微粉末の華燭である
夢とは確執であろうか

(初出 詩誌『地獄第七界に君臨する大王は地上に顕現し人体宇宙の中枢に大洪水を齎すであろうか』第2号 略称フネ/昭和50年刊/発行人・紙田彰/初出誌では「連作詩篇 魔の満月・第三部」の一 1975)