音楽協力: Sounds /作曲・制作  紙田 聡
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Copyright (c) 2001- Akira Kamita
紙田 彰による 詩的絵画の試み

第10回 紙田彰 "6.5メートルの油彩+α"展 [画廊企画]

2005.9.26 - 10.1 京橋 ギャラリー・小野



[展示作品]

poetic art by KAMITA, Akira
協力 (株)クサカベ

幅6.5メートルの油彩新作を発表
前回発表した幅6.5メートルの油彩作品が好評だったため、場所を変えて、アンコール展示。
同シリーズの新作も数点展示。

原初性(ブリミティビティ)の奪回!

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■出品作品一覧



→展示室の様子

Akira Kamita The 10th Exhibition
――"6.5メートルの油彩+α"展 [展示予定作品]


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oil on canvas, 6.51×1.62m

Super-string Theory
F100(130.0×162.0cm)

Super-stringもしくは立ち上がる解放衝動
<Super-string>
oil on canvas, M4(19.0×33.3cm)

立ち上がる解放衝動

ゆらぎと干渉
oil on canvas, F6(31.8×41.0cm)

a scene with strings in blue

光が折り畳まれている

a scene with strings in pink

赤方偏移

インフレーション
object, clay





(作品“Super-string Theory”についてのメモ)

紙田 彰


1次元対1次元に収斂されるということ。
すべての次元を1次元に折り畳むとすると、基点と全体との対峙となり、包含関係が消失する。その1次元は多次元を畳み込んでいる。
宇宙と内部存在を求めることは同じことで、これを同時に実現しているのは行為である。
ミクロの宇宙論とマクロの宇宙論という同一の問題を、人間存在は肉体的行為でつなぎとめている。

この肉体的行為という原初性。
ここから、細胞・DNAから量子論的な電磁気力まで下る存在の基点へと思考をめぐらすことができる。
それは、その地点から立ち上がる解放衝動が何を突き抜けていくのかという問題でもある。
11次元の宇宙論をそこから掴まえられるかということ、1次元 vs. 1次元。

生きかつ思考する。
美術とは作品をいうのではなく、この行為に意味がある。
作品が物質的に永遠ではないのだから、したがって作品に向かう技術も現実性も評価さえも意味はないのだし、まして美術作品とは行為の一方法であるから、問題はあらゆるアートの底にある行為と思考をつなぐもの、解放衝動自体にあるといえる。

第9回"Super-string Theory"展にて



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