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naoe-ya
詩集「空中の書」
贖罪
古来、夜の使者と馴染み、悪逆非道の律法を糧とし、巻貝の好餌として封印された王国の名 ああ恋という魔の温床
おれは幼友達が夢に現れ出、細長い蛇に転身してまとわりつくのを知っている そのとき体が浮游し、最愛の妻の乳房に手を伸して許しを乞うのだ
祝祭の日が来た
礼砲が鳴る