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naoe-ya
詩集「空中の書」
林檎の研究をしている友人に次のような話を聞いた
虫が涌くときに森の番人が注意しなければならぬのは 虫の口から漏らされる液体を中和することではなく 果実の中に棲む生命の素が暴れださぬように手を打つことである、と