音楽協力: Sounds /作曲・制作  紙田 聡
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Copyright (c) 2006- Akira Kamita
紙田 彰による 詩的絵画の試み

――「超ひも」シリーズの画家・紙田彰
量子レベルの解放衝動

'06.5.29〜6.3 11:30-19:00(最終日は16:00まで)
[ 京橋・小野ギャラリー ] 企画



[展示作品]

poetic art by KAMITA, Akira
協力 (株)クサカベ、東洋クロス(株)


原初性(ブリミティビティ)の奪回!

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■出品作品一覧



→案内カード
→展示室の様子

Akira Kamita The 13th Exhibition
量子レベルの解放衝動 [展示候補作品]
――「超ひも」シリーズの画家・紙田彰

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<Super-string>
oil on canvas, F100, 130.3×162.0cm

解放衝動の探求I
●買上

解放衝動の探求II

解放衝動の発生3

解放衝動の発生1
oil on canvas, M10, 33.3×53.0cm

解放衝動の探求からa

解放衝動の探求からb
oil on canvas, F6, F3, M4

untitled

インフレーション

Impulse of liberating
●買上

宇宙音楽I
●買上

物質化された時間の幻想
clay

clay011

小品から

●買上

●買上


(作品について)

紙田 彰


広大な影がたち現れる。あるいは遠ざかっていく。
その建物群のような集積する影は歴史そのものであるのか。過去そのものであるのか。私は影の中に蠢くひもを描いてみた。揺れ動く、律動する、沸騰するそれらの環を。
それらは落下するようにも思われるし、永遠にとどまるようにも思われる。しかし、一瞬にして位置と形を変える。
次に記憶の残り香とでもいうような橙色の空間を重ねてみた。水蒸気のように立ち上がる性質をもっているのか、それとも降りつづく疲弊したガス――。重くたちこめる粒子たち。
そのとき、こちらの絵には量子が選択され、向こう側の絵には量子は出現していない。
私は、二枚の絵をひとつに描いている場合の量子と別々の相似するものとしての絵を描いている現実の二枚の絵として、自ら選択しているのか。
光は片方では省略であり、もう一方では光のスリット。
現れた量子の見えざる向こうには、別の次元の空間が映っているのか、閉じこめられているのか、光に反して、光のゆきつく先が思われるのである。


第12回個展で



「宇宙音楽」の事象地平ビッグクランチ

紙田 彰


僕はmicaのように
剥がれ落ちるべきものが好きだ
か細い線、透明な薄片、かすかな光
ある種の記憶のような

僕はmicaのように
重なりつづけるものが好きだ
色彩がとどこおり 消えてゆく平面
忘れうべき記憶のように

近づいて裸眼で凝視すべきである
重層するプレパラートに
複雑な罅割れが生じ
僕は閉じ込められる

幾多の異相が 本当は一つであるように
こちらに光があるのか あちらに光があるのか
物質は存在するのか しないのか
僕はそのあわいの事象地平ビッグクランチで押しつぶされる


第12回個展にて


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