ぶらり宿六ひとり旅 012 |
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11月29日 【ロンドン】 mail ar 7014:unp063 su am1:30 29 london 午前1:00に帰ってきました。 ソーホーのRonnie Scott'sというジャズクラブに行ってきました。 ここは100 CLUBよりも高級で、入場料も倍、飲物も倍しました。 しかし、ちょうどビッグバンドが入っていて、やはり迫力がありました。 なかなかうまいし。 けれど、ここも混んでいて、ずっと立ちづめ、10:00に入って、3:00までやっているのですが、次のおばさんボーカルのバンドに替わったのを機会に出てしまいました。でも12:00を回って、終電なんとかセーフ。 実は細かい金がなくなり、タクシーでは帰れないので、困っていたのです。 ご存じのように、ここでは小銭を用意していないと、どうにもならないのです。 タクシーなどはおつりを出さなくてもいいことになっているらしいし。 中のバーで酒を呑むのにも考えながら呑んでいたので、2杯しか呑めなかった。 ちょうど、入場料が10ポンドだったので、10ポンド札を出してしまったのがいけなかった。そんなにするとは思ってなかったので、反射的に出してしまった。 後は、コインと50ポンド札だからね。 ポケットの中のコインを数えながら呑んでいたのです。 スコッチ・ソーダが2ポンド10だよ。 東京と変わらないね。 とりあえず、報告かたがたでありんす。 では、これを送って寝ます。 そうそう、メールオプションでarをつけていますので、配信確認の連絡がその時点でこちらにくるようになっています。 つまり、僕のメールを君がいつ読んだかわかるわけです。 ロンドン時間で、その時刻がこちらに表示されるわけです。 jmailでもできるかもしれない。 to:のときにarを先につけ、それからこちらの番号をスペースの後に書く。 どうでしょうか。 きっと、これを送るときに、君のメールが来ているような気がするな。 あ、そうそう、前のメールを二度送ったのは、はじめの時に化けたはずだからです(回線の状態が悪いときに文字化けするので、同じメールを何度か送ることがあった。いくつかのメールを比較して全部読めるようにと考えたのです)。 どうでしょう。 おやすみ。 【東京】 To: LBH050 (10084:LBH050) From: UNP063 Delivered: Tue 29-Nov-88 6:43 GMT Sys 7014 (15) Subject: '3:40 pm 29' Mail Id: IPM-7014-881129-060450001 Acknowledgment Sent(アクノウレッジを指定すると、ヘッダーの中にこれがつく) おはようございます。今日はこちらは雨です。朝のうちは晴れていたのですが。 とても寒く、12月の終わりの気温だそうです。お義母さんもあちこち痛いと横になっていることが多く、辛そうです。 さて、おみやげですが、どうも大変ですね。 そんなに高いとなるとちょっと考えてしまいますね。 あげる人については――。 まず、お義母さん、お義父さん、中野(家内の両親が中野に住んでいる)、泉ちゃん(私が誕生日〈この旅行の出発日の11月20日が誕生日だった〉にもらったショールはかなり高いよと友達にいわれました)、鏡子、聡、他にはタロットなど小物がいくつかでいいのではありませんか。すっかり言い忘れていましたが、昇ちゃん(弟)は社員旅行でなんとハワイにただで行けるということですので、おみやげよりこづかいがいいでしょう。 私のことですが、まあ気にしなくていいです。探すのにかなりのエネルギーを費やさなければならないので、気の毒ですから。 それと、許可のことは、ある程度はしかたないでしょう、といったところです。 わたくしに関しては高いものならばいりませんよ。いらないといっておいてなんだといわれそうですが、もしも買おうとしたときにの話です。 毎日、忙しいですか。一人でいるのは快適ですか、それとも不便ですか。きっと両方でしょうね。いろいろ想像していますが、どうもぴんときません。一人暮らしの経験がほとんどないせいですね。うらやましいような、つまらないような。 とにかく元気でね。 仕事がなくてワープロばかりしているかあさんより 追伸 いま次のメール読みました。今朝は早めにアクセスしてその後があるとは思いませんでした。ごめんなさい。では、またね。 【東京】 To: LBH050 (10084:LBH050) From: UNP063 Delivered: Tue 29-Nov-88 10:36 GMT Sys 7014 (4) Subject: tokkyubin Mail Id: IPM-7014-881129-095440001 いま午後7:30です。中身のないメールが入っていました。どうしてかしら。 ひょっとして何かの手違いで送られなかったのかと思い、取り急ぎ連絡します。 眞弓 【東京】 To: LBH050 (10084:LBH050) From: UNP063 Delivered: Tue 29-Nov-88 13:30 GMT Sys 7014 (11) Subject: '10:30 at night tokyo' Mail Id: IPM-7014-881129-121600001 お帰りなさい。今日はどこへ行きましたか。 今日、食事中に、鏡子がやっぱりお父さんがいないと寂しいね、といっていました。 私が、怒鳴る人がいないから静かでしょ、というと、すかさず聡君が大きな声で怒鳴ったのでみんなで笑いました。 鏡子は最近縫物にこっています。お友達と一緒に人形の服を縫って楽しそうです。まだじょうずとまではいきませんが、わりと一生懸命にしています。女の子ですね。 聡は変身するおもちゃが大好きで、ロボにしたり電車にしたりはたまた合体させたりこわしたりを繰り返して飽きずに遊んでいます。 私は暇があるとコンピューターで通信やワープロをしています。それと、英語のテープは突然聞き取れなくなり、自信喪失しています。どうしたのでしょう。焦らずやるしかしかたないでしょうね。毎日、暇なような忙しいようなです。 お義母さんは相変わらずですが、やはりここのところの寒さがこたえるようで、朝、起きられないといっています。 まあ、こんなところで、可もなく不可もなく、なんていってみました。 では、メール待ってまーす。 仕事がなくて困ったかーさんより 【ロンドン】 mail ar 7014:unp063 su pm11:40 29 london おはよう。 なんか、今日は頭がぼーっとしています。 アルコールがしみこんでしまっているせいなのでしょうか。 たしかに、あく日がありません。一度の量はそれほどでもないんですがね。夜が遅いせいもあるのかな。あまり、あちこちに行こうとしなくてもいいのにね。 ここにはじっくり生活しにきてるのだから、どこそこに行くというのを命題にしなくてもいいはずなんだけど。 電話代、結局ここのサービス料10%とられて、17ポンド42でした。 さて、これから郵便局に行ってパーセルを出してきます。アドレス・フォームかなんかは向こうにあるのだろうか。一応、いろいろ想定して、セロテープも持っていきますがね。 セーター2組と切手とカードを送ります。 その後、床屋に行こうと思います。今日の午後はここらにいて、ドライブの計画でも立てようかな。夜はまたソーホーに行くだろうし。 お金、マダムのところから200ポンド下ろしました。これで、預けた金が、600ポンド。手持ちは300ちょっと。 つまり、現金で出ているのが350ポンド、8万円くらいかな。セーターとここの宿泊料はVISA支払いです。 結構かかっていますね。 ここのところ、タクシーも使わず、地下鉄で済ませているし、食事にしたって高級レストランなんて行っていないのですが、ね。 それから買物の件ですが、細工物とか、カードは地方に行ったり、安い店を探した方がいいかとも思います。ファッションはやはりナウイところの方がいいでしょうけど。でも、セーターなんか、何年も着られるような物はまた考え方が違うだろうし。 そのへんのところも意見をください。 では、こちらの夕方にまた覗きます。 体がぼーっとしているとーさん 送りかけて、このB&Bの電話がふさがっている。 葉書などを書きながら回線が空くのを待っています。 それにしても、もう12時を回りました。 12時半でも駄目。 そういえば、写真をまだ1枚もとっていない。 やはり、少しは撮った方がいいのかな。 なんか、観光しているようなのが嫌だけど。 1時になった。 これで駄目なら、また後で送ります。 【ロンドン】 mail ar 7014:unp063 su pm4:30 29 london ようやく、前のメールが送れました。4:00でした。 レセプションで切り替えてなかったみたい。 またつながらなかったので、そうではないかと思っていたら、案の定、グラナダ夫人から電話、アクセスしなおしてみてね、というわけです。 しかし、1200ボーの方はbusy、300でかけました。 というわけで、このあいだに、荷物を無事に送り、床屋も済ませました。 なんとかなるもんだわい。 しかし、郵便局はまいりました。 まず、ラッピングから駄目、荷造り用の紙を買おうと文房具屋に駆け込み、どういえばいいかと首をひねりながらwrapping paper for postとか織り混ぜていうと、わかりました。 だって、その包み紙には本当にwrapping paperと書いてあったのです。 当たり前だけど、こういうのはうれしいですね。ちゃんと紐や札までセットでした。 ラベルは、any address formとかなんとかやったら、出してきてくれました ついでにテープも頼んだわけです。 さまざまの事態を考慮しなければね。 そして、もう一度トライ。 包装してから、局員に、これでいいか、いいだろう、という具合で、今度は切手とタッグとカスタムカードを渡されました。 さて、困った。カスタムカードには細かい点まで記入しなければならないからです。 辞書を持ってきててよかった。最近、あまり持ち歩かないのですが、これと首っぴきでなんとか記入。 よく分からないけれど、なんとか合格したみたい。 とにかく、最初、カスタムカードは僕が持っていて、出国の時にでも申請するものと早合点したりしたこともあり、窓口を何度も往復、向こうもいらいら、こちらも、こちらは平気でしたけどね。 もっとも、これを経験しておかないと、これから物を送れないからね。 ここは苦労するつもりでした。 しかし、気分はいいですよ。結構突然の事態でも、僕なりの英語で通じるんですからね。 そのあと、パブでまたビターをやりながら、今日はソーセージ。 それから、床屋です。女の子がやってくれました。簡単な世間話もしました。なんて、途中から、やはりついていけはしませんですが、できるだけ受け答えはしましたよ。 ヘアースタイルの注文だって、なんとかね。 8.75ポンド、安いですね。シャンプーとカットです。 日本みたいにあれこれ手順に時間をかけない。合理的、かつ要領よく、いい加減といえばいい加減だけど、全部で15分くらいでした。 ほんと、これなら、鋏と櫛、電気剃刀、これでどこの道端ででもできるわけです。 今日のロンドンは雨がぽつりぽつり。 髪の毛が背中に回っているので、これからシャワーでも浴びることにします。 ところで、君もパソコンに馴れてきたようだから、こんどはmifesの勉強でもしてみたら。 パソコン通信はアスキーやNECなど、自動ログオンファイルを入れてあるから、いろいろ試してみたらいい。 しかし、仕事は大丈夫なのかな。 本日はここまで、次回はこちらの夜中に送るとすると、そちらの昼間かな。 それと、内容のないメールとは、前に化けたので二度送ったものがあるけど、それのことかな。 ところで、だいたい、いつもこちらで聞いたことと、僕の回答で全部うまくいっているのかの返事がないのだけれど、メールを書くときに、プリントアウトしたものを見るなりしがら、返事しなければならないものの要点をチェックしながら書くといいよ。 僕も、君から来たメールをいろいろな手段を使って(mifesもそうだけど、そのほかのプログラムでも、画面を切り替えて参照できる。こちらはプリンターがないので、苦労しています)、いつも参照しながら書いているんだよ。 kokode mata denwaga tunagaranai. telecom gawano system down de sho. haireru keredo tochude hang up suru. moosukoshi mattemimasu. mifes wo tukauto jishoga nainode kanji henkanga dekinainodesu. it is 4:50pm in london. まだ駄目だ。いま5:30。このあたりの時間が回線不良か、システムが重くなるのだろうか。 もっと遅くにまたやります。 ところで、今日はこれからどうしようかな。 【東京】 (アクノウレッジメントのメールの例。相手が読んだ時間にシステムからその旨のメールが自動的に返されます) To: LBH050 (10084:LBH050) From: UNP063 Delivered: Tue 29-Nov-88 22:45 GMT Sys 7014 (1) Subject: Acknowledgment of: pm11:40 29 london Mail Id: IPM-7014-881129-204770001 【ロンドン】 mail ar 7014:unp063 su pm11:00 29 london 今晩は、結局、雨もあり、ちょっと食事に出ただけで戻ってきました。 それで、北へのドライブ旅行の計画をざっと立ててみました。 はっきりいって、ここも飽きてきたのです。 3週間もとらなければよかったかな、馴れてみると。 ソーホーも後は、食べたり、芝居を見たり、キャバレーにいったり、ディスコなど、夜の遊びにつきるわけで、考えてみれば、どうってことない気もします。 しかし、こうこの街に馴れてしまうと、そのような刺激は歌舞伎町や六本木と大差ない感覚で、生活するということと本当に深い関わりがあるのかという気もしてくるわけです。 そろそろ毎日の形に馴れて、何をするかというのが型どおりになるような気もする。 そして、この生活パターンはここにいる限り続くでしょう。 もう、安全に、楽に暮らせる方式が定まったからです。 どうあがいても、これ以上は、ただのちょっと馴れた観光客になるしかないのではないでしょうか。 北イングランドから、スコットランドの南の方にでも早めに行ってみようかな、と考えています。それで、もう一度ここに帰ってきて、後はフランスに行くまで、買物したり、遊んだりというわけです。 馴れてきたというのは、ちょっと驕っているのでしょうかね。 ま、明日になれば気が変わるかも知れませんが、とにかく準備はもう始めなくてはならない。 ロンドンで、金を使って遊んでもしようがないような気がするんです。かといって、安パブで呑み回ったところで、どうだという気もね。 予定より少し早めにスコットランドを目指したいと思います。なんか、荒涼とした場所に行きたいという気がするのです。日数的にも7日ではグラスゴー、エディンバラくらいしか行けないでしょうけど。 どうでしょうか、意見を聞かせてください。 それと、君の着るもののサイズを教えてくれないかな。こちらに換算表みたいなのがあるから、分かる形でいい。どうせ買って着られないじゃ、つまらないものね。おふくろのも、ね。 今日はずっとここにいます。 寝る前に、一度アクセスします(12:00か、1:00くらい。そちらの午前10:00くらい)。間に合わなければ、明日の朝に見ます。 【東京】 To: LBH050 (10084:LBH050) From: UNP063 Delivered: Tue 29-Nov-88 23:27 GMT Sys 7014 (11) Subject: '8:20 morning 30' Mail Id: IPM-7014-881129-211060001 Acknowledgment Sent おはようございます。こちらは晴れ。とても気持ちのいい朝です。 返事がないといったこと、ごめんなさい、いわれたことには返事してたつもりだったのです。メモも取っているのですよ。 前にいわれたことなどはうまくいっています。それと、ファイルが二つあるとどうしてわかったかというと、一太郎の左上の番号1と2の両方にhanabiと入っていて、終わらせるときも、2回終了の手続きをしなければならなかったのです。でもその後、ちゃんとなっていることがわかりました。とにかく今は一つで、おかしなところはありませんのでご安心を。 今朝はこれからお義母さんと病院へ行ってくるので、昼過ぎまでいません。ではいってきます。ついでに子供たちからも「いってきまーす」。 眞弓 size wa okasan ga 13go watashi ga 11go gurai desu tumari LL to L to yuuwakedesu mayumi *** 前頁 次頁 |