10
足をとらえる氷
道路はゴム棒のようにはねている
真珠の中の声
恋唄にこたえて波が割れる
紙のめくれる音
すさまじい食欲
波のような肉体
つまり青い骸骨
口笛を吹いて
詩を書くのをやめる
緑の光の下で
マラソンランナーが坂を上がると
肩口にハンガリアン・ラプソディーが流れ
早朝の距離はちぢまらない
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足をとらえる氷
道路はゴム棒のようにはねている
真珠の中の声
恋唄にこたえて波が割れる
紙のめくれる音
すさまじい食欲
波のような肉体
つまり青い骸骨
口笛を吹いて
詩を書くのをやめる
緑の光の下で
マラソンランナーが坂を上がると
肩口にハンガリアン・ラプソディーが流れ
早朝の距離はちぢまらない