72
愛の現場での燦々たるerotic
刺青師は年老いて
姦淫にまたたく股間で
ふるえている
夜ともなれば
女の骸を求めて
気のふれた傴僂がさまよいでる
死のような不協和音――
ヒッサリックの丘では
朝から待っていたように
磔刑の男のふぐりに
涙が落ちる
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愛の現場での燦々たるerotic
刺青師は年老いて
姦淫にまたたく股間で
ふるえている
夜ともなれば
女の骸を求めて
気のふれた傴僂がさまよいでる
死のような不協和音――
ヒッサリックの丘では
朝から待っていたように
磔刑の男のふぐりに
涙が落ちる