緑字生ズ 118 (老ゆるものはその生涯で、……)

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老ゆるものはその生涯で、あらゆるものを畏れていたか、畏れの対象になど出遇ったことがない 皺のひとつひとつが奇妙に交錯し、くろずんだ歯茎と静かな刻 崩れゆくものの肉体は蘇ることなく、ふたたび……