(林檎の研究を)
林檎の研究をしている友人に次のような話を聞いた
虫が涌くときに森の番人が注意しなければならぬのは 虫の口から漏らされる液体を中和することではなく 果実の中に棲む生命の素が暴れださぬように手を打つことである、と
![緑字斎の原稿―紙田彰の書斎から [Akira Kamita's Works]](https://kamita.net/akira/wordpress/wp-content/uploads/2022/09/fragment1_a.jpg) 
								
			
									
			
			
			
	林檎の研究をしている友人に次のような話を聞いた
虫が涌くときに森の番人が注意しなければならぬのは 虫の口から漏らされる液体を中和することではなく 果実の中に棲む生命の素が暴れださぬように手を打つことである、と