【skr??l】(その10) 金石 稔
森あがれば
左手から抜けていく
69のことがら
水もます
あふれる指
つまむはなし
(吹く風のこと とうに忘れ)
こうさいを過ぎ
あやうい《ま》がさす
うねり からり
ひと知らず
〈隻語の一片〉が
《ノド》を埋め
息が枯れる
夜を待て
(2016.4.24)
森あがれば
左手から抜けていく
69のことがら
水もます
あふれる指
つまむはなし
(吹く風のこと とうに忘れ)
こうさいを過ぎ
あやうい《ま》がさす
うねり からり
ひと知らず
〈隻語の一片〉が
《ノド》を埋め
息が枯れる
夜を待て
(2016.4.24)