⇒詩集『コスモロジー・デッサン』(紙田彰 2007年4月、全141頁、PDF 590KB)
I 直観的な
II 解放衝動――モナドを基点に
III 超ひも理論の方へ
跋
これまで上梓してきた詩集がどのような受け取り方をされたかは知らないが、この詩集を編むにあたって、それぞれの制作意図をここに明かしておくことにする。
・初期詩集『浣腸遊び―Enema Game』一九七四年十月二十一日私家版
詩語、詩句による言語実験。
・詩集『魔の満月』一九七七年九月十三日書肆山田刊
文、事件(事象)を詩句と見立てて織物を編む実験。
・詩集『緑字生ズ』一九八七年七月三十日書肆山田刊
詩の生成過程を織物とする実験。
そして、本作品集をあえて詩集と銘打つのは、「思考」自体をポエジーの図柄にしようとしているからで、いずれにしてもすべての詩集が冒険と実験を目指した宇宙織物であることに変わりはない。
二〇〇七年四月著者識