165
忘れさられた砂場のトンネルが
半分崩れたまま
風にさらされている
街の生命がいつになく淋しいが
ぐり石を見ぬだけもっけの幸い
地の底の神々が吼える
ゆらめく数珠ぶるえ
Ciudad de México 三つの歴史
ああ、命に刻まれる往来
哀惜の腕時計!
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忘れさられた砂場のトンネルが
半分崩れたまま
風にさらされている
街の生命がいつになく淋しいが
ぐり石を見ぬだけもっけの幸い
地の底の神々が吼える
ゆらめく数珠ぶるえ
Ciudad de México 三つの歴史
ああ、命に刻まれる往来
哀惜の腕時計!