7
人が生きているというだけの手
悲しみの涙をぬぐうだけの手
あたしの手を握ったのはあなたね
あの日以来 あたしの恋心は永遠よ
この編物を捧げようと かれこれ百年
ほんとにあたしの手ってのろま!
愛を知り初めたとき
もう濡れていたのよ
だってあの日は雨
傘を持つ手に滴のかかる
手を空に向けて
光を捜るが
どうせぼくは不始末の子
太陽を握りつぶす
そうすると宇宙は幻――
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人が生きているというだけの手
悲しみの涙をぬぐうだけの手
あたしの手を握ったのはあなたね
あの日以来 あたしの恋心は永遠よ
この編物を捧げようと かれこれ百年
ほんとにあたしの手ってのろま!
愛を知り初めたとき
もう濡れていたのよ
だってあの日は雨
傘を持つ手に滴のかかる
手を空に向けて
光を捜るが
どうせぼくは不始末の子
太陽を握りつぶす
そうすると宇宙は幻――