フラグメントの独立
形、線、色を現すことを作家という行為主体に求め、あるいは同調、照合して現れる。
断片、統合。しかし断片なり永遠の美(あらわれ)はないという断念をともなって――。
連環の強い場合は物語性をもつに至る。
画家としてはポイントのフラグメントをいくつか考案する。
その配置、構成も、それ自体フラグメントである。
この構成的フラグメント集団は画家の表現行為の動機となるはずだ。
その後、描く行為のただ中における変化、構築の自動性、フラグメントの増殖、減衰によって表現は行為される
[作成時期] 2002/07