滴
時計の針を
神話の錘りとする
いまや聖霊たちの夜宴
星は
都市の遺構にまで
悪意の粉片を積もらせる
寸秒の女神が
悖徳の詩人と交接する
左手には習慣性のある怒り
右手には焚書に供するノオト
筒先には禍いの脣
そのような人体は
いかなる存在とも同じか
いかなる未来とも交わらずに
永遠の滴として
尖った針に姦される
時計の針を
神話の錘りとする
いまや聖霊たちの夜宴
星は
都市の遺構にまで
悪意の粉片を積もらせる
寸秒の女神が
悖徳の詩人と交接する
左手には習慣性のある怒り
右手には焚書に供するノオト
筒先には禍いの脣
そのような人体は
いかなる存在とも同じか
いかなる未来とも交わらずに
永遠の滴として
尖った針に姦される