悪魔にささやかれたあの道

ネットワークに囚われているかに見えても 頭の中に原稿用紙とペンがある

囚われない肉体と自由な頭脳 おかしくならなければいいのだが

自らを神だとか、神の手などともてはやされ いい気になっている

権力の分断、国土の分割、分裂国家の苦しい道のり ためていたものがあふれてくる

心的抑圧がナショナリズムを ヒステリックな国家意識に駆り立てて

脳みそから生まれたことばの素材を このおもちゃは呪われた道具である

蟻と化して群がるヒステリックな消費者たち 支配者の思惑ほどに

その土地に暮らし、生き続ける人々の 親子の関係がひと通りでない

激烈な貧富の差、不正、富の独占 支配の絶対的な力は永遠ではない

飼育場の家畜として太らされ、「幸福」を吸い取られ 西洋的な凄まじい欲望の嵐

底なしの人民の闇、点と線ではない広大な国土と人種、宗教の複雑さ、厚顔にも援助などという侵略 そのうち、いやになるかもしれない

何世代にもわたる、深い傷を心の闇に閉じ込めて ブラックホールの事象地平、その重力斜面に貼りつく情報粒子

狙い撃ち 思考の内にすべてが包まれ、その外に事物はない

不滅のエネルギーについてのことなのか 思考と情報粒子、その量子的なイメージ

地震、こちらは大丈夫 いわばグローバルアナーキズムというべき夢想、猫のしぐさ

量子スピンによる情報構造とつながりの発見 つまり思考の再構成

歩道の真ん中でそれを漁っていた
純粋創作への純粋欲望
残飯を手づかみで口に持っていって