海をわけて、 断(裁)って!

いぴつな(乳房の)みゃくみゃく
めいどの唄にひええびえす
(地平線)ジツザは
マテリ(か、たまり)のももの

加速するだろう(か)夜は
あいはあけて空はくららい
い、せいよく(た)たったニンゲには
(永遠は)ない

寝室クロゼににぶく
地下(、影)の遊離体がにじみでて
帽子(赤いムギムギボウ)をかぶると
未来層に移動(可能)だろう

ああおじろい、(病)的な
電磁浮上車が(左旋回、)するする
軌道沿いの森林からはいでてふわり
せい、いなる(使徒)をおかかし

おも、いいだしえぬ(ひとの)名前
明方(の彼方)とともに
す、すきき(ば)らいはともかく
まっとう(う)しないものなのもの
よけいな(遠いこ)ととなのか

熱病の火の朝のやりとり(、きびしく)
時間の表面に緊まりつく(、空間)
窓枠の中央からじゅじゅっと
ひろがる冬景色、ふゆへの

(空)でもたちさる、たちさるのだから
局所的だから かみのかみききって
しろくてやせこけ(あおじろい)
Rosa palida!!
(かんまんな)海をわけて、断(裁)って!