緑字生ズ 122 (海猫の飛び交う崖よ……)
122 海猫の飛び交う崖よ 涸いた血の色をした岩壁よ 狼の吠える崖 幼い人魚の集 … 続きを読む
122 海猫の飛び交う崖よ 涸いた血の色をした岩壁よ 狼の吠える崖 幼い人魚の集 … 続きを読む
121 紫色の肌に白い斑点をもつ貝が、夕焼けに染まった海の中を流れていく 渦がそ … 続きを読む
120 獣たちよ、海をみたすものよ、崖の切尖 湖から森へ 街を渡り さらに山脈を … 続きを読む
119 汽水よ 赤褐色の海藻がからまる 青く光る小魚の群が岩場で餌を 泡立つ波間 … 続きを読む
118 老ゆるものはその生涯で、あらゆるものを畏れていたか、畏れの対象になど出遇 … 続きを読む
117 老ゆるものの醜い肉体、ふるき世界 痩せほそるいのち、はかないいのち それ … 続きを読む
116 ありふれた恋にはせじと かわいた舌で口ずさむ 流るるは 灰色の脚のさすら … 続きを読む
115 永遠に鳴りつづく楽器 忘れかけた革命 白い腕がいちだんと強く、腰を抱く … 続きを読む
114 方 格 規 矩 鏡の渓谷〔prismの内容物〕鏡の平原 の山腹 乱反射 … 続きを読む
113 cinnamonの喉ぼとけ―草色の貌―哀しみの恋―物質の肉体的特性―撃鉄 … 続きを読む