(Roma)
めざめる感覚が
日常的な生活感覚が
ドキュメントをつくりはじめて
存在のそれぞれが
実在しているのかどうかを
映画のいたるところで
見る側の視点と見方の問題が
実在しているのかどうかを
思想と政治の批評性が アイディア(思考)が
感性や抒情性よりも いたるところに
奇想、幻想、妄想が
たちあらわれる宗教も カトリックの
権力構造を指すのではなく
生きながらえてもいない
そこから生まれる
安っぽさがとてもいい
たしかなものかと揶揄しても
とてもいい
幻想と妄想のイメージ化
引き裂かれるファッションショー
現代都市が生みだす
壁画を中心としたシーンは
実在しようにも 実在できない
偽物とわかる映像
絢爛な 未来的な感覚
ああ ローマ
古代都市のままのローマ