〈美術衝動〉「偶然の連鎖と消失」シリーズ [IV] 無の消失

〈美術衝動〉「偶然の連鎖と消失」シリーズ [IV] 無の消失

〈偶然の連鎖と消失〉シリーズ [IV] 一瞬の凍結と永遠の消失, 2002.1, oil on canvas, 20F(727×606mm)

〈偶然の連鎖と消失〉シリーズ [IV] 一瞬の凍結と永遠の消失, 2002.1, oil on canvas, 20F(727×606mm)

○無の概念、抽象化の方法としての記号。
○力の誕生が無を消失させる。
○この力は空の力である(空の力をへこませる関係で有の力が膨張していく。これが物質の誕生であり、空の消失であるが、この有の力が増大することで、消失した空の力が力の概念性のまま「結晶化」していく。空の力の晶化というイメージ)。
○光以前のイメージであるから、色はない。しかし、色をイメージの物質として、材料として利用する。
 ここでは色は色ではない。色は無の消失にとって、力のイメージ。また線は空の誕生を示す。
○さらに象徴的イメージ断片は空の晶化を示すことになる。

永遠なんて
偶然にとっては
ほんの一瞬ひとまたぎ

[作成時期] 2001/99/99