見夢録: 2015年06月01日-29日

■2015/06/06 23:34
【かけら】
動かしようのない絵ができたときはどうしよう。
これは良し悪しをいうことのできない絵の命なのかもしれない。
画家がいくら化粧をしようとも。

■2015/06/07 06:22
【かけら】
酔っ払ってんるだよ、プノンペンのくらやみで。
いまは、空港で買ってきたジャックだ。昼間はビールばかりだけど。
バーボンは手放せない。

逆に、この苦しみが画家の命なのかも。
まあね。生きているということは苦しむということだから。ちょっと抹香くさいか。
苦しみというのは反平衡だから、新しい楽しみでもあるかな。
抹香くさいとは仏教的な話だけどね。細胞も、体も、全体性に包まれている。
苦しみは脱けるための一里塚。ほんとは抹香くさい話ではなく、私は宇宙論の話をしてるつもりなんだなあ。
(ある画家との、プノンペン-東京間の深夜の筆談での自分の発言から)

■2015/06/10 17:21
【かけら】
プノンペンで第2作目の作品に取りかかっている。
クアラルンプールの分は2つに分けて、正式に公開した。

38度の暑さの中、昼間は外出もままならない。
来週末には、スイス人青年のアトリエからロシア人のアパートに移動する。そこにはエアコンがありそうだ。