旧作:19720612: 繋ぐる
繋ぐる 繋ぐる 反照の緑葉からこぼれる紙凧 繋ぐれて 夜をこぼれる 繋ぐれのまま … 続きを読む
繋ぐる 繋ぐる 反照の緑葉からこぼれる紙凧 繋ぐれて 夜をこぼれる 繋ぐれのまま … 続きを読む
(無明とは) 無明とは椿のごとく寒雨なり 裏道の溝塀の底 見えざりき 立つこと … 続きを読む
繰れる 繰れる 繰れづけて 命を繰れて ひきかえに花 横恋慕や 的外れの罵言を … 続きを読む
112 庭掃除。水の流れる暗黒。ふたたび、夢は時間じゃない。冷蔵庫、牛乳の中で猫 … 続きを読む
111 ?蔭に日向に声かけて 叩き起こして死するなり おれはおれの死を叩き売 … 続きを読む
思考と「見方の問題」 意識は身体に属する機能であると思われるが、精神、魂などとい … 続きを読む
次元のかたまり 3 実在が有限であるならば、次元は曲率を持つために円環を結んでい … 続きを読む
顫える 顫える 顫えて粉る 薬物溶液から培養されて 骸骨まで冷える 泥かむりの青 … 続きを読む
110 匹如身(するすみ)の間男の死に似せて 白い手袋を叩きつける 尊属を殺せ! … 続きを読む
109 躯が人形のように透き通り 心臓に緑色の杭を打ち込むもの 汝、ああ、この疲 … 続きを読む