![緑字斎の原稿―紙田彰の書斎から [Akira Kamita's Works]](https://kamita.net/akira/wordpress/wp-content/uploads/2022/09/fragment2_20.jpg)
〈解離手帖〉200112: （光は命を）
（光は命を） 光は命を奪い 暗黒は心を奪う 窓を閉めろ 今すぐ 厚いカーテンを降 … 続きを読む
「旧作詩篇」カテゴリーアーカイブ
擬宇宙論:4904: あらわれ
あらわれ 次元があらわれるのは 重力が生まれてからに違いない なぜなら 真空であ … 続きを読む
〈解離手帖〉2001: （交感神経に）
（交感神経に） 交感神経に作用する薬物を服用している。 面妖なことに、脳の活動部 … 続きを読む
旧作:197403: 魔の満月 第二部（習作）
魔の満月 第二部（習作） 渦紋 首を絞めつける妖気が円形の数枚の花びらを放射し … 続きを読む
旧作:197404: 魔の満月 第一部（習作）
魔の満月 第一部（習作） 直角に突き立つ例の空は腔腸動物のように謎めいた通路―― … 続きを読む
擬宇宙論:48985: 〈美術衝動〉浮游するオブジェ
〈美術衝動〉浮游するオブジェ 巨大な絵（平面）の前で かすかに廻転する 粘土製の … 続きを読む
旧作:19720615: 鬩ぐる
鬩ぐる 鬩ぐる 水晶をゆるむ塔に篝る 赤赤く発情される蟒を夜景 煌やまぬ埠頭から … 続きを読む
〈存在と宇宙論〉20060419: （選択的実在というはがれが)
（選択的実在というはがれが) 選択的実在というはがれが 幾層ものめくれからこぼれ … 続きを読む
旧作:19720614: 添える
添える 添える 吹きこぼれる感傷 添えられて夜を識り 拒なな情行をとぎられる 添 … 続きを読む
旧作:19720612: 繋ぐる
繋ぐる 繋ぐる 反照の緑葉からこぼれる紙凧 繋ぐれて 夜をこぼれる 繋ぐれのまま … 続きを読む