緑字生ズ 042 (夕陽が溪間に)
42 夕陽が溪間にとどまっている 呆れガラスのはばたき 時忘れのなめくじ 樹々の … 続きを読む
42 夕陽が溪間にとどまっている 呆れガラスのはばたき 時忘れのなめくじ 樹々の … 続きを読む
41 朝を抱きしめるように 冷えたビールを呑んだ それからいとまごいをし ほとぼ … 続きを読む
40 己れの造物主が己れだと知った人形が いささかくたびれはて 死体のふりして … 続きを読む
39 熔接工の家を訪ねると 小さな煖炉に ヴァシリキ式の陶器 燃える水晶時計 雪 … 続きを読む
38 ルーキーナよ、聞け 宇宙の裂目から 巨大な蛆虫が涌き ドン・キホーテが凱旋 … 続きを読む
37 〽鬼の目おちて 冥土の唄にひえびえと ああア お腹の首の … 続きを読む
36 門(フイーレ)の傍らで 聖マリア像が砕けている 生と死で区別できないから … 続きを読む
35 アルティスへとやって来た 心あたたまる辛さ やりばのない眼 瞼の裏 瞳孔の … 続きを読む
34 無記名の日記の中の名前の あなたの隣に腰かけて 水仙は革命家である 草笛を … 続きを読む
33 歩いているときに、なにげなく後ろを振り向いたことがおありでしょうか。そう、 … 続きを読む