見夢録: 2015年03月02日-25日

日録■2015年03月02日-31日

【かけら】
体重がなかなか戻らないが、準備は整った。
なんだか、40数年前に北海道に帰省していた程度の旅行気分だ。
あのときは汽車で1泊、今度は飛行機で1泊くらいの違いしかない。
時代の変化と年齢経験の相違なのかも知れぬ。
異国で生活したいという思いを、仕事と11インチのタブレットパソコンを抱えてノマドするというスタイルに替えてみるだけなのだが。
液晶モニターは20インチを手に入れるつもり。それで日常がよみがえる。
3カ月後にはプノンペンに出て、ツーリストの形に飽いたら、帰国でもするか。
しかし、旅を甘く見てはいけない。トラブルが起きるからこそ旅の醍醐味ということも。もちろん。

2015/03/02 19:26
【かけら】
さっそくつまらないトラブル出来。
旅の前にHUAWEIのモバイルルーターを検査していたら、これを分解してしまった。というより、しかたなくも完全に破壊してしまった。
Windows8 proの入ったタブレットPCのルーター接続の準備なのだが、これが妙な按配でなかなかつながらない。
それで、スマホのSIMで設定のテストをしようと、このSIMをルーターの側面の挿入口にセットして接続していた。しかるに、これもうまくいかない。
またもとのスマホに戻そうとしたところで、2枚のSIMのサイズが異なることに気づいたのである。つまり、スタンダードサイズとMicroサイズ。
そして、ルーターに入れたSIMを取り出そうとするが出てこない、そればかりでなく穴の奥に入り込んで取るに取れない。畳鍼のような器具で掻き出そうとしたのが裏目。さらに押し込んだばかりか、受け口の金属が伸びてきて、その突起に引っかかり、鉤のようにひっかかり、無理に引き出すこともできない。
なお悪いことに、このルーターはバッテリーの交換はできないともされていて、裏蓋は簡単に外すことができない。
結局、ドライバーや鑿などで接着剤でも塗りたくったような蓋を引っぺがし、それがために破壊しつくしたというわけだ。
なぜ、かように性急に破壊したかというと、上記の理由から4G、150Mbpsの中国製ルーターは元に戻ることは不可能で、内側に落ち込んだSIMは、出発を明後日に控えた当方には、買いなおし、テストする暇が必要だったからである。
その後、すぐにAMAZONに、壊したルーターの機能に近い、同じメーカーの輸入品を注文し、翌日到着便で届くはずである。値段は半分以下ではあったにしても、だ。
このため、よけいな出費、一日の浪費、旅行前に誰かさんにうまいものでもなんて思っていたのになあ。と、屑籠の中でばらばらになっている器械を見ながら嘆息しきり。