まだらなはなもよう 投稿日時: 2016/04/01 投稿者: 緑字斎 まだらなはなもよう せなかに花火を入れたり だれもいない部屋で ぶつりぶつりと つぶやいている 鶉駅前バス停の雑貨屋 この島の雨は止まってしまった 思考が生じたところだから 半月体の形成される 路地の温度 バーボン樽 熟成のための空き樽 すると ほんとうに じぶんもふくめて だれもいなくなって 物理だけになっている 街灯に照らされる路面 窓がひかりを味方にしている それぞれは同化していないし 包摂されてもいない ページ: 1 2 3 4 5