未刊行詩集『strandにおける魔の……』07: 棘という神話

棘。こうして、棘は砂漠ででも、大洋上ででも、棘という棘に侵入していく。外部のものを包み込み、外部のものの溶け込んだ内部の液の中へ。棘の、棘自らの裏返りは、神話の船、もろもろの古代の……館へと。