魔の満月 詩集「魔の満月」跋 (「紙田彰の詩」入沢康夫)
紙田彰の詩(抄録) 入沢康夫 (略) 紙田彰氏の詩が、ずばぬけて豊かなエネル … 続きを読む
紙田彰の詩(抄録) 入沢康夫 (略) 紙田彰氏の詩が、ずばぬけて豊かなエネル … 続きを読む
降神術 少年は凍れる雪を抱いてめざめる 熱い唾液のこぼれる彼方に 夜の森がひろが … 続きを読む
神の手 その色彩を愛するものにとって 深い夜は幸福である 天文台の円天井は四大に … 続きを読む
恋の柩 炎のうちにどんな秘儀があるというのか 媾合の壁画と古代神の立像とが 高窓 … 続きを読む
眷族の恋 不吉な光の綾の中に 青銅のロンボスがくるくる廻っている 誰に調律された … 続きを読む
恋の衍義 蝸牛の胎には女が宿っている 糠雨の茵(しとね)で 妖しい濛気に擁かれる … 続きを読む
貝殻伝説(行分け版) ゆけども間断なく書物はめくれあがる タロットを用いて彼らを … 続きを読む
楽天地(行分け版) 栄光は薄暗い小部屋の中で瞬いている はしゃいだ子供たちの頬に … 続きを読む
見夢録(行分け版) マミ夢メモ 魔行の曼陀羅の投影図法の歴史の鍋よ 記録表の数字 … 続きを読む
河図洛書(行分け版) 低く垂れた倉庫のゆくりなくも満潮の迸り 月下の海面すれすれ … 続きを読む