緑字生ズ 004 (死体が雪の中を走っている)
4 死体が雪の中を走っている 満員電車のスパーク こま切れにされた死体が 糊のよ … 続きを読む
4 死体が雪の中を走っている 満員電車のスパーク こま切れにされた死体が 糊のよ … 続きを読む
3 地平線が破裂する みはるかすばかりの原野 切れ間なく降る雪 夜はいっかな明け … 続きを読む
穴 私である 私を私有する私は私でない 私を 輝く夜 奇しくも鏡に 塗りこめる … 続きを読む
紙田彰の詩(抄録) 入沢康夫 (略) 紙田彰氏の詩が、ずばぬけて豊かなエネル … 続きを読む
ああ麗(うる)はしい距離(デスタンス) 神谷俊美第四写真集『山海図』より “山海 … 続きを読む
2 Vの字になって発狂する 碧の湖が小波のために淡い 旅のさの 夕焼空と雁の群 … 続きを読む
1 nerve fiberの先に 太陽がある 雲がある 空はまた黄金 海には静謐 … 続きを読む
詩集 緑字生ズ 全172篇 題字=加藤郁乎 純粋思考の次元によれば、神、宇宙、全 … 続きを読む
夜が準備され、はじまりが…… その夜、濃紺の夜空を背景に、金星と北極星の造りだ … 続きを読む
パートAからBに至る 烏の 熱い羽声 啼く河から … 続きを読む