七月九日
断片のつながる無限の可能性、永遠の勇気
七月十日
迷つてゐるのではない 確かめてゐるに違ひないのだ
意識と躯、意識と躯
七月十二日
落ち合ふことを決めたのではなかつたが
再び見えるときに目が開く
七月十三日
何も見てゐないといふのではなく
深い深い、つまり大宇宙よりも巨きな内宇宙を
見てゐるのである
七月十四日
何処を捜してゐるのだらう
ふるへる足の指、手の指
七月十六日
音楽の上の音が
新しい道に達するといふ可能性