魔の満月 i – 1(岩窟に刻まれた扉は……)
i – 1 岩窟に刻まれた扉は開き戸ではない 灯影の妖し気な揺らめき … 続きを読む
i – 1 岩窟に刻まれた扉は開き戸ではない 灯影の妖し気な揺らめき … 続きを読む
囚われている太陽に ジンズに さしこまれる 暗箱(オブスキュラ) 重圧に押しつぶ … 続きを読む
11 (幽霊についての挿話) その形象が訪れたのはそのときだった。音もなく開く … 続きを読む
0 憧れて風雪数千年の都市に至ってみれば今まさに時代は肛門期である 半身が獅子の … 続きを読む
変質したり 切りきざまないで いつでも 同じ形をしたものが 支配されない 自由な … 続きを読む
10 (肉体そのものである意識) では、足の裏にも好きなようにさせてしまえ。真 … 続きを読む
認知不能の血にまみれてつぶされ ひしゃがれた太陽が顔を出す 朝はあおくて 実在し … 続きを読む
9 皮膜などはたしてあるのか。BはB’に対して方向性を持っている、 … 続きを読む
一次元は内部をもたない から斜めに走ることがある わずかの隙間だから見えること … 続きを読む
8 地面を引きずって徘徊するその意識は、決して地面に引きずられてはいないのだと … 続きを読む