自分の体調で、見るダンスやライブに対する感想が影響されると、以前から思っていました。
舞踏公演は、あまりダイナミックな動きや音楽の刺激がないことも多く、
多くの人が「眠気」を感じたことがあるかと思います。
最近、やっと思ったことがあります。
舞踏は自分の体調をよくして行くほうが堪能できます。
とくに、疲れた体や睡眠不足はいけません。
仮眠をとってから、観に行くくらいでもいいかと思います。
仮眠をとって、コーヒーを1,2杯くらい飲んで、臨むくらいでもいいかと。
でないと、「眠け」との戦いになることもあります。
昔は、「舞踏の不思議な踊り」と「眠気の中の幻覚」が見ている時に、融合してしまい
「舞踏は幻覚を見させるんだ、すごいなあ」と馬鹿なことを思ったりしました。
それは、「眠気」に負けた影響でしかありません。
微細な動き、無音や刺激の少ない音楽、ノーストーリー。
そういうものを味わえるには、すっきりした鋭敏な状態がベストです。
疲れを癒やしてくれる楽しく刺激の強いライブやパフォーマンスもあるかと思いますが、
舞踏は必ずしも、そうでない時が往々にしてあります。
でも、そういうものを堪能できた時に、本当にしみじみ感じるなにかがあったりします。