見夢録: 2016年07月01日-31日

■2016年07月26日 15:14
【かけら】
電通、NHK、東京電力の蜘蛛の糸にからめとられて全メディアはゾンビーになりはてり
 ひとびともポケモンGOで魂も吸い取られ

■2016年07月27日 13:47
【かけら】
(Felliniについての覚書)
――『8 1/2』

フェリーニの浮気癖のため、マシーナとどうもうまくいっていない時期の様子が感じられる。
しかし、離婚せずにまたやっていこう、という話になっている。
この二人の仲は、離婚もしているが、死ぬまでくっついたり、離れたりの仲であったらしい。

2016年07月27日 22:58
【かけら】
(Felliniについての覚書)
――『8 1/2』

ラストシーンの直前で、一瞬、『道』の浜辺で叫ぶ女のシーンが挿入されていた気がする。

■2016年07月28日 11:53
【かけら】
(Felliniについての覚書)
――『サテリコン』

ローマ時代を題材に、横溢する性、退嬰的なソドミーの世界を、まるでダンテの「地獄篇」さながら、これでもかというほどに肉体の根源を探ってゆく。
もちろん、ローマ神話の時代であるから、カトリック的な逸話は仮構であるが、次第にローマ人の本来性とでもいえる男女の別のない欲望と際限のない貪欲さの世界が展開されるわけである。

■2016年07月29日 00:30
【かけら】
B(a|o)ndage 4, 2012.2, acrylic, bandage on curtain, 160 x 180cm
B(a|o)ndage 4, 2012.2, acrylic, bandage on curtain, 160 x 180cm
⇒Works

■2016年07月30日 12:33
【かけら】
(Felliniについての覚書)
――『サテリコン』

それは、現代において過激な人間の本性、純粋肉体を現前させることで、知性・教養の世界観、裏を返せば上品な悪徳を引きずり出すということだ。
そもそも、人間は肉体的な存在であり、肉体には性の差もなく、善にも悪にも縛られることなく、欲望の強さにおいてのみ、その美しいローマ的な肉体を賛美するという、生々しい精神の在り処でもあるのだ。

■2016年07月31日 11:55
【かけら】
(Felliniについての覚書)
――『サテリコン』

フェリーニは、ローマ人としての己に脈々と流れるそのような情欲と欲望に満ちた肉体こそが賛美されるべき本性であるとしているに違いない。