サルサクラブで踊るといろんなことを意識しなければならない。
音楽のリズムはもちろん、
自分の動きももちろん
さらに
相手の動き
周りの人達の動き
相手とのコミュニケーション
音楽の世界
次のリード
などなど。
いろいろ意識しなければ、ならないことがとても学びになる。
なにかに集中すればするほど、うまくいかない。
リズムは肉体で感じるものではない。
感覚で感じるものだ。
世界は、一感覚で感じるものではない。
広くまるごと感じるものだ。捉えるものだ。
無理に一生懸命踊ったら、もう踊りではないかもしれない。
振付にこだわったり、間違えないことにこだわった瞬間に
もう踊りではないかもしれない。
足元を見たら、もうそれは踊りではないかもしれない。
混みいってくると、もう右足なのか、左足なのかは関係なくなってくる。
正中線の下にある、なにかただステップでしかない。
相手や空間を見て、足元でなにが行われていようと、たいしたことではない。
僕らは、生まれて出てくる卵みたいな世界を踊っている。
「その場」でなにか生み出している。
大事なことは、「文句をいわない」ことだ。瞬間瞬間。
人生という踊りの中でも。
踊りという人生の中でも。
踊りが上手くいってないことに気づいたりする
もうそれが、すでに踊りではない。